初期臨床研修プログラム
プログラム名
伊勢赤十字病院MMC臨床研修プログラム
臨床研修病院年次報告書
研修理念
赤十字の理念-人道-に基づき、人々の生命と尊厳を守り、将来専門とする分野に拘わらず、患者中心の質の高い医療の提供ができる幅広い臨床実践能力を育成する。
研修の基本方針
■人としての尊厳を守る医療を実践する
■チーム医療で、患者・家族にとって最善の医療を提供する
■専門的知識に基づく根拠ある医療を実践する
■「おかげさまのこころ」で相手への気遣い・配慮ができる
■地域医療保健福祉におけるそれぞれの機関(施設)の役割を理解する
■症例研究等に積極的に取り組む姿勢を身につける
■赤十字職員としての自覚と誇りともつ
当院での研修の特徴
■救急外来、全診療科で多数の症例が経験でき、プライマリ・ケア能力の習得ができます
■2年間での臨床研修の到達目標が達成できるプログラム内容になっています
■研修医の希望に沿ったプログラムが選択できます
■専攻医の人数も多く、いわゆる屋根瓦式での指導体制で研修をサポートします
■カンファレンスが充実しており、臨床での実践能力をサポートします
■地域医療・地域保健研修を学ぶフィールドはたくさんの施設から選択することができます
■各科セミナーや院外講師による研修で実践能力を支援します
■研修医室は、医局・図書室に近く、インターネット環境が整っています
屋根瓦式指導体制
研修医は現在2年目18名、1年目18名。専門研修も当院で受ける研修医がたくさんいるため、先輩が後輩を指導する屋根瓦式の指導体制が整っています。
また、2016年から、1年目を指導するワーキンググループが発足。「みんなで育てる・支える」をモットーに、先輩研修医が中心となって、身近な視線でのセミナーを開催しています。
■新しい研修を迎えるために、2年目、1年目研修医の他に上級医が参加し、自分たちが困ったことや役に立ったことなどを出し合い、どんな教育が必要かを話し合い、セミナーを企画・役割分担をしました。
■2年目研修医が講師になって新研修医にレクチャーします。講師となる研修医を指導医がサポートします。
チーム医療の実践
医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、管理栄養士、MSWなど、様々な職種が専門性を活かしながら、最善の医療を提供できるようにチーム医療を実践しています。お互いに信頼し助け合って業務にあたるため、風通しの良い関係が生まれています。
ワークライフバランスを重視
研修医の当直回数は月4~5回で、経験が十分に積むことができます。当院では医師の勤務負担軽減および処遇改善のために委員会を設置しており、当直明けは勤務免除となります。
研修医同士でカバーしあいながら、長期旅行や研修に行くことが可能です。
研修スケジュール(一例)
※救急部門は12週以上の研修が求められていますが、当直の時間も勘案されるため、1年目、2年目の救急部+当直時間によって必要期間を満たすことができます。
各科研修内容
下記は診療科目別の研修内容のPDFです。診療科目をクリックしていただくとPDFをご覧いただけます。
研修施設
基幹型臨床研修病院 | 日本赤十字社 伊勢赤十字病院 |
研修協力病院/ 施設 |
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充実した研修会・セミナー
■Wet Lab:ブタの心臓を使って外科的基本手技を学びます。
■Triage&Action初期診療コース:救急外来での診療を振り返りながら、診療能力のスキルアップをはかります。
■研修医セミナー:各科の指導医・上級医によるレクチャーで、救急外来での初療と各科へのコンサルトのタイミングについて学びます。
■特別講演:研修医の希望で著名な講師をお招きしています。
平成30年度は、沖縄徳洲会中部徳洲会病院 集中治療科 村上大道先生に、人工呼吸器管理の基本について、ご講演いただきました。
院外研修の支援
資格の取得、各種研修やセミナーに係る費用は病院から一部支援しています。
(例)BLS, ACLS, ICLS, ISLS, JPTEC, NCPR, PALSなど
その他
人と人との関わりを大切にし、一人の人としての成長を目指します。
・赤十字スポーツ大会
・大規模災害救護訓練
・病院まつり
・中学生・高校生の医療の現場体験
・職員旅行 など
研修医の力で病院を盛り上げています!